口腔内にはおよそ700種類以上の細菌が生息しており、虫歯菌や歯周病菌をはじめとする細菌によって口腔内環境が悪化します。位相差顕微鏡は、口腔内に存在する細菌を生きたまま確認する事ができる特殊な顕微鏡です。

この顕微鏡を駆使して、現段階の歯周病菌の量や構成する細菌やカビの特定を行います。その菌に対して、適切な方法での処置を実施する事により、効果的な改善が行えます。

味のないガムを5分間噛んで分泌した唾液を採取します。採取した唾液からお口の食べ物を洗い流す力・歯質を強化する力・歯の抗菌作用力を確認する事が可能となります。

さらに、虫歯菌によって酸性に傾いた口内を中和する能力の高さや、口内に存在する虫歯菌の割合を検査する事ができます。検査結果を基に、患者様に適した予防法や、プロフェッショナルケアの受診頻度などを決定して行きます。
唾液検査による虫歯リスクチェックの詳細は、以下よりご確認下さい。

唾液検査による虫歯リスクチェック>>

当院では、歯のクリーニングを行なう際にエアフローと言う機器を使用しております。

エアフローは、重曹やグリシンといったアミノ酸の一種をパウダー状にジェット噴射させ、歯面に付着したバイオフィルムやステイン、煙草のヤニなどを取り除く事が可能です。歯や歯茎を傷つける事なく処置が行えるため、負担が少く歯面を綺麗にする事ができます。

PDT治療での歯周病ケアも実施が可能です。バイオジェルで染色した細菌にペリオウェーブでレーザー照射する事により、化学反応が起こります。化学反応によって発生した活性酸素で細菌を死滅させます。

痛みや侵襲がなく、歯周病菌などの死滅が簡単に行え、改善や予防効果も高い方法です。さらに、インプラント周囲炎や口内炎、ヘルペスなどにも効果を発揮します。